菅原文太 星桃次郎(一番星) 主人公、独身

星桃次郎の性格は短気でケンカっぱやいが情に厚く真っ直ぐで、卑怯な真似を嫌う純情タイプ。

 

トラック仲間からの人望が厚い。ジョナサンと大喧嘩しても、心では親友と思っている。着る服や腹巻には必ず「☆」マークが入っている。

 

マドンナに自己紹介する時は「学者」「運輸省関係」など職業を偽るクセがある。お腹が弱く、運転中によく便意を催し、野グソをする。

 

住所不定のため手紙はいきつけの川崎のトルコ宛に届けられる。自ら「心の故郷」と言うほどのトルコ好きである。ジョナサンからは「桃さん」と呼ばれている。

 

希に「一番星」とも呼ばれる。東北の寒村の生まれだが、小学生の時にダム建設のため、一家は村を追われ、父親の知り合いを頼って青森県下北へ移る。にわか漁師だった父親は下北へ移って間もなく海難事故で死亡。その後、母親と妹と3人で極貧の中生き抜いてきたが、母親もその後病死している。妹は生死不明で、劇中でも殆ど語られる事はなかった。

 

自分の生まれ故郷がダムの湖底に沈んで無くなってしまった為か、「故郷」というものに対する想いは人一倍強い。泳げない。

愛川欽也 松下金造(やもめのジョナサン) 桃次郎の相棒、妻帯者

元警察官で、かつては鬼代官ならぬ「花巻の鬼台貫(だいかん)」と恐れられた。

 

鬼台貫とは台貫(=重量測定器)を用いて容赦のない過積載取締りをする鬼代官(=警察官)であることを表した掛詞である。

 

パトカーの酔っ払い運転で懲戒免職になり、トラック野郎になる。

 

性格は温厚で明るく人情家。男女の仲を取り持つのが得意だが、桃次郎とマドンナの仲は取り持てていない。

 

ちなみに愛称の「やもめのジョナサン」は当時ヒットした映画「かもめのジョナサン」のパロディ、役名の「松下」は愛川が出演した松下電器産業のラジカセのCM内でのセリフ「あんた、松下さん?」からの命名。

春川ますみ 松下君江(母ちゃん) ジョナサンの女房

子沢山で、実子は7人(第1作)〜9人に増加(第3作)。

 

父は元警察署長。

 

ジョナサンが病気や怪我のときは代わってジョナサン号に乗るパワフルな肝っ玉母ちゃんである。

せんだみつお 桶川玉三郎(三番星)

元トラック野郎だったが、第7作の登場時にはインチキセールスマン。

 

その後「三番星」としてトラック野郎に復帰。

 

10作目も出演予定であったがせんだの急病により取りやめとなった。