トラック野郎とは?
ドジで早とちりでトラブルメーカー喧嘩をすれば現場を破壊、街道仁義のためには法破りも辞さないトラック野郎達!
菅原文太演じる主人公一番星こと星桃次郎と、愛川欽也演じる やもめのジョナサン 松下金造のふたりが全国津々浦々を舞台に活躍するさまが描かれる全10作のトラック野郎シリーズ
一番星とジョナサンの損得抜きの篤き友情、各作品に登場するマドンナたちに一瞬でド直球な恋に落ちる桃次郎恋の顛末、スピード・侠気・デコレーションとあらゆる部分で桃次郎に対抗心を燃やすライバルたちとの街道勝負、トラック野郎たちの仕事場となる全国各地の飾らない風景、そしてトラック野郎たちの連帯が不可能を可能にする怒涛のクライマックスが見るもののハートを熱くする!
第1作 トラック野郎 御意見無用
スーパーヒット・シリーズ第1弾。満艦飾のギンギラトラックを駆る、通称一番星こと桃次郎とやもめのジョナサンこと金造の“文太・キンキン”コンビが、豪快な青森ねぶた祭りを舞台に繰り広げる痛快娯楽アクション。マドンナに中島ゆたか。
第2作 トラック野郎 爆走一番星
姫路のドライブインで働くウェイトレスに熱をあげ、バキュームカーの女運転手には一方的に惚れられて、熱血・桃次郎がてんやわんやの大騒ぎ!あべ静江がマドンナ役で映画初出演。前作を上回る熱気とスピードで放つ第2弾。
第3作 トラック野郎 望郷一番星
第4作 トラック野郎 天下御免
第5作 トラック野郎 度胸一番星
真夏一番、男の季節!佐渡へ、佐渡へとギンギラギン!男意気地の一番星が、夕陽を背に突っ走る。5代目マドンナ・片平なぎさに女トラッカー・八代亜紀を加えて、真夏の新潟、佐渡、金沢を舞台に巻き起こる笑いと人情と大アクションの第5弾!
第6作 トラック野郎 男一匹桃次郎
第7作 トラック野郎 突撃一番星
よしッ決めた!真夏一番、今度は列島ド真ン中!シリーズ第7弾から“文太・キンキン”コンビに加え、せんだみつおがレギュラーで出演。飛騨から鳥羽へと大爆走。7代目マドンナには、原田美枝子が出演。でっかく燃えるぜ男の朝日!
第8作 トラック野郎 一番星北へ帰る
一番星みちのく慕情。誰が待つやら北へ北へ大爆走!一番星の故郷みちのくを舞台に、アメリカ帰りのコンボイ野郎と美しい子連れマドンナがぶつかって、夢と意地が国道4号線に炸裂する!8代目子連れマドンナに大谷直子が出演。
第9作 トラック野郎 熱風5000キロ
一番星、日本アルプスを行く!信州・木曽路、そこから先が剣ヶ峰!ギンギラ太陽背にうけて、一番星の心意気が風を切る!木曽の大森林、残雪きらめく日本アルプスを舞台に笑いと喧嘩が弾け飛ぶシリーズ一番のダイナミックアクション!9代目マドンナに小野みゆきが出演。
第10作 トラック野郎 故郷特急便
土佐の高知で、一番星が両手に花のよさこい節!闘犬をめぐって男の戦いが火花を散らす中、一番星が二人のマドンナに惚れられた。トラック野郎の心意気に人情とアクションを盛り込んだ天下一品の爆走人気シリーズ第10弾。マドンナに石川さゆりと森下愛子が出演。
菅原文太の「一番星 故郷特急便」復活!主演映画で使用
菅原文太さんが人気映画「トラック野郎」シリーズで乗った「デコトラ」(デコレーショントラック)を復活させようと、滋賀県草津市の自動車整備業者さんらが、実際に映画で使われた車両の修理を進めている。
映画にあこがれてハンドルを握った運転手らが集まる群馬県での年越しイベントで披露し、「天国の文太さんに見てほしい」と伝説のデコトラに再び光をともす。菅原さん演じる星桃次郎の愛車「一番星号」として登場する大型トラックで、シリーズ2作目から最後の10作目まで使われた。
アートトラックの愛好会「華翔会」の会長で、トラック整備業に修理を依頼しました。
トラックは長年放置されていたため傷み、電飾が完全に故障。赤や黄、青の電球が約千個並び、電圧は現在主流の24ボルトではなく100ボルト。経験したことがない修繕だったが、「あの一番星号に携われるなんて光栄」と9月から始め、ソケットをすべて入れ替えるなどして再生。
映画に魅せられ、18歳の誕生日を過ぎてすぐ大型免許を取り、冬休みにはアルバイトで運転を始めた。以前営んでいた運送業でも愛車を派手に装飾。「すべての部品がオーダーメード。
芸術なんです」と話す。映画に「おとこ気の世界」を感じ、自身も桃次郎のように、知り合いのトラックが故障した時に急きょ東近江市から金沢市までの運送を手伝ったことがあるという。
「一番星桃次郎」などおなじみの文字が描かれた車体のペイントは別の業者が修理し、完全復活は来年までかかる予定だが、12月31日夜に毎年群馬県の利根川岸で開かれるイベントで電飾を披露する。
トラック野郎シリーズ 東映が1975〜79年に全10作を制作。
長距離トラック運転手の星桃次郎(菅原文太)らが巻き起こす珍道中を描く。電飾やペイントで車体を彩るデコトラを世間に広めた。